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いよいよ山小屋づくりのスタート


 

 翌年、春を待って山小屋づくりのスタートです。
 建設場所を決めて、一人で地鎮祭のまねごとをしていると、突然、野ウサギが現れました。近づいても逃げようとしません。
 しばらくの間、見守っていてくれました。
 そうそう、この辺りではサルやリスも姿を現します。

 さあ、動物達の声援を受けて頑張ろう!
 まず、基礎用の穴掘りです。
 この辺りの凍結深度は約50センチ。布基礎の場合、これ以上の深さに溝を掘らなければなりません。
 でも、今回は基礎を高くして部屋として利用するので、べた基礎にしました。コンクリートの箱を作る要領です。
 床にも鉄筋をいれ、丈夫な基礎とします。こうすれば、凍結深度以上に深く掘らなくても大丈夫です。
 基礎作りの作業には、時間が掛かります。いつでも作業できるように、ブルーシートで屋根を作りました。
 これで雨の日でも作業は快適です。

    

 それにしても、コンクリートをこねるには体力がいります。痩せること保証します。
 一人ですべてやっていると、とにかく時間が掛かります。
 あっという間に、秋。
 となると・・・キノコ!
 
 作業の合間にキノコ狩りに出かけました。
 全くの素人、図鑑とにらめっこしながら採取しました。
 でも、難しいですね。図鑑通りの姿をしたキノコなんてありません。似てはいるのですが・・・。
 たまたまキノコ取りに来ていた地元の人に選別してもらいました。
 そしたら、1/3くらいはダメ。聞いてよかった!
 みそ汁と煮物でおいしく食べました。
 
 さて、コンクリートの基礎が固まりました。早速、ブロック積みの開始です。
 ブロックは重量ブロックを使います。ですから、一つ一つが重いですね。
 下の駐車場まで運んでもらったブロックをここまで持ち上げるだけでも一苦労。またまた、痩せました。
 鉄筋は縦横すべてに入れます。
 丈夫に、丈夫にがモットーです。
 しかし、鉄筋を切るのも大変です。金ノコで1本1本切ります。まだ、電気がありませんので・・・。


 3か月ほど前に頼んでおいたログキットが届きました。
 でも、まだ基礎ができていません。
 カビが生えたり、曲がったりしないように、しっかりしまっておきましょう。

 基礎を作りながら、すぐ横にトイレ用のタンクを埋め込みました。これはさすがに手作業は辛いので、業者の方にお願いしました。
 でも、まだ、トイレの場所は決まっていません。まあ、取り敢えず小屋を建ててから考えましょう!


 ブロックを3段まで積んだところで、それを見ていた人からアドバイスをもらいました。
 「その積み方では、基礎としては弱いね」と。
 どうしたらいいのでしょう。地震でひっくり返ってしまったら大変です。
 そんなわけで、4段目から、ブロックが千鳥積みになりました。
 あれま!ちょっとカッコ悪いけど、まあ、いいや。

 1日の作業で、約1段。
 結局9段積むことにしました。
 天井の高さは約2メートルですね。ホントはもっと高くしたかったのですが、我慢です。

 さあ、ブロック積みもあと一息です。

 秋も深まり、日が暮れるのも早くなりました。ランタンを買い込んで照明にします。
 暗くなってから、このブロックの囲いの中でラーメンを作って食べるのも、なかなかおつなものですよ。
 
やっと、最後のブロックを積み終わりました。
 ログの基礎材を支えるため、横に鉄骨を入れました。我が家に転がっていた廃材です。
 この鉄骨を入れるため、ブロックの角を削るのに、たがねを使いました。真っ暗になった山の中でランタンの明かりをたよりに一人で「コツコツ」とやっていると、なんだかとても寂しく感じたことを思い出します。

 さあ、やっと基礎の完成です。



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